もうすぐ年末年始ですね!年末年始は、我が家のかかりつけのクリニックは休診。緊急の時の総合病院は開いているものの、スタッフの数が少なく混み合う可能性もあります。 今回は、年末年始はアレルゲン食品にいつも以上に注意して毎年過ごしている我が家の体験談をお話しします。
食べる機会がありそうな「そば」「えび」「かに」「いくら」などに注意
大晦日といえば「年越しそば」。お正月の食卓やおせち料理では、「えび」「かに」「いくら」などを食べる機会がもしかしたらあるかもしれません。 しかし、「そば」「えび」「かに」は食物アレルギーの特定原材料8品目、「いくら」は特定原材料に準ずるもの20品目に入る食材のため、食物アレルギー症状の症例が多かったり、症状が出た時に重篤度が高い食材です。
初めて食べるタイミングは、年末年始を避けたほうが安心
もし先ほどご紹介した食材などをお子さんがまだ食べたことがない場合は、初めて与えるタイミングは年末年始を避けたほうが安心だと私は考えています。 万が一アレルギーの症状を発症したときに、医療機関の体制が縮小傾向の年末年始は普段と比べてすぐに受診できるか分からず不安だからです。
我が家には食物アレルギーが無い5才の長女がいますが、そばを初めて与えたのは3才になった時でした。 平日の医療機関が開いている時間に一口から試し、1人前食べても食物アレルギーの症状が出ないことが分かってから年越しそばデビューをしました(それまでは年越しうどんにしていました)。
その他にも気をつけたい!年末年始に注意したい食材
年末年始に食べる機会があるかもしれない食材で、食物アレルギーの特定原材料と特定原材料に準ずるもの合計28品目に含まれる食材の例を挙げておきます。 「年末年始にご家族や親戚と一緒に食べさせてあげたい」と考えている場合は、医療機関が通常の体制の時に、食べてみてアレルギーの症状が出ないかを試しておかれるのがおすすめです。
【特に注意が必要と思われる食材(特定原材料28品目中)】
そば・えび・かに ・卵(伊達巻きなど)・大豆(きなこなど)・あわび ・いくら・いか・まつたけ・ごま ・牛肉・豚肉・鶏肉 など
兄弟との接触も、いつも以上に気を付けます
我が家は今回、1才半の次女に食物アレルギーが判明してから初めての年末年始を迎えます。 先ほどご紹介した食材だけでなく、お姉ちゃんが次女のアレルゲンとなる食材を食べた時の接触などにもいつも以上に気を付けたいと思っています。
良い年末年始を…
いかがでしたか?今回は、いつも以上に注意して毎年過ごしている我が家の体験談をご紹介しました。みなさんも「年末年始は医療機関が休診の場合もある」ということを頭の片隅に置いていただき、楽しい年末年始をお過ごしください。
卵(卵黄は可)・小麦・乳アレルギーがある次女と、食物アレルギー無しの長女の母です。食物アレルギー対応の簡単時短こどもごはん情報をInstagramに投稿しています。本職はファミリー向けメディアの管理栄養士としてコンテンツの制作監修など。パラレルキャリアで卵・小麦・乳・ナッツ不使用の米粉パン教室を不定期開催しています。https://instagram.com/jitan_rinyushoku/