
「BEYOND FREE」の玄米ブレッドは、食物アレルギーを持つ方々でもおいしく楽しめるパンとして注目されています。今回は、玄米ブレッドが開発された背景や、製造過程での工夫、さらにはイベントでの反響などを通じて、その魅力を深堀りします。
『BEYOND FREE』の萩原さんと丸山さんに玄米ブレッド商品化の裏話やおすすめのアレンジレシピをお聞きしてきました。
※記事の最後にAllecolle読者限定クーポンがあります。
「玄米ブレッド」誕生について

商品化されたきっかけと理由を教えてください。
私たちが展開している『BEYOND FREE』というブランドは、誰もが食べたいものを自由においしく楽しんでいただける「食のバリアフリー化」を目指しています。卵や乳製品などの特定の原材料を使用せず、植物由来の素材だけを用いて、本格的なおいしさを提供することをコンセプトとしています。
ブランドを展開するにあたり食物アレルギーを持つ方々と食事に関する意見交換を行いました。その中でも、日々の食材選びには課題が多くあり、特にパンは、食物アレルギーを持つ方々にとって制限を強いられる食品の一つということが分かりました。多くのパンが小麦粉を主原料としているうえ乳製品や卵、ナッツ類を用いるものも多く、アレルギーのある方々が安心して手に入れられる商品が限られています。調理が不要で一般的には朝食等にもよく登場するパンですが、市場の米粉を使ったパンは種類も少なく、手に入りやすさという点ではまだ課題があると感じています。
そこで、冷凍食品の特長でもある、保存性の高さ・いつでも食べられる手軽さを活かし、誰でも食べたいときにすぐに楽しめるパンを提供できればと考えました。食物アレルギーのある方でも安心して、おいしさを我慢することなく味わっていただけるパン作りを目指し、開発を進めてきました。
開発する上で大変だったことはありますか。
玄米ブレッドは、玄米を丸ごとペースト化したものを原料に使用しています。
開発にあたっては、小麦と玄米・米粉では性質が異なるため、単純に玄米や米粉に置き換えるだけでは理想の仕上がりにならず、試行錯誤を繰り返しました。また、玄米ペーストは玄米の栄養を余すことなく取り入れられる一方、粘性が高い液状のため、小麦パンのように成形するのが難しいという課題がありました。
食品メーカーの工場といえば大量生産や機械化のイメージがあるかもしれませんが、実はこの玄米ブレッドは手作業の工程も多いんです。玄米ブレッドではひとつひとつ小さな型に玄米ペーストを流し込み、焼き上げています。玄米ペーストの特性、焼き上がりのバランス等、試行錯誤を重ねてこの小さなキューブ状にたどり着いたのですが、実はこのコロンとした形状がかわいいとご好評いただけることも多いんです。


ケーキやおかずなど様々なラインナップがあるなかで、なぜパンにしようとなったのですか?
もともとテーブルマークは、業務用としてホテルなどにパンを卸しており、パンの製造に関しては豊富な知見、製造ノウハウを持っていました。そのため、商品ラインナップを検討する中で「食物アレルギーを持つ方々にもおいしく楽しんでいただけるパン」というアイデアに至るまで時間はかかりませんでした。開発担当メンバーも、もともとベーカリー業界での経験が豊富で、製パンに精通しているため、小麦を使ったパンに近い食感や味わいを再現するノウハウを活かすことができました。
また、米粉パンは喫食時加熱が必要なことが多いですが、この玄米ブレッドは焼きたての状態を急速凍結しています。そのため、自然解凍するだけで、焼きたてに近い美味しさを楽しんでいただけます。
第3回アレルギーフレンドリービュッフェに協賛いただいて…

イベント参加者の皆様からの反響はいかがでしたか?
今回のイベントでは、小さなお子様から大人の方まで幅広いお客様がいらして試食を楽しんでいただけたのがとても嬉しかったです。玄米ブレッドにはプレーン、ブルーベリー、あまくさ晩柑の3つのフレーバーがあり、3種ともビュッフェとブースで試食できるようにご用意していましたが、ご用意した数がほとんどなくなるほどの盛況ぶりでした。
「こんなに美味しいパンがあるなんて」といった嬉しいお声もいただき、初めて商品を知っていただけた方が多かったのも励みになりました。
イベントでも大人気だった「玄米ブレッド」の特徴とその美味しさの秘訣を教えてください。
玄米ブレッドは、アレルギー特定原材料等28品目を一切使用しておらず、これらの材料は製造ラインにも持ち込んでいないため、食物アレルギーをお持ちの方にもおいしく召し上がっていただけます。さらに、グルテンフリー認証組織であるGFCO(Gluten-Free Certification Organization)の認証を受けた工場で製造されており、グルテンを控えたい方にも安心してお召し上がりいただける商品です。製造は熊本県の工場で行い、地元産の玄米を使用しています。玄米特有の甘みと、しっとりモチモチとした食感を楽しんでいただけます。
この玄米ブレッドは、小麦パンに慣れた方からも「むしろこちらの方が好き」という声をいただくことがあります。試食調査でも、84.5%の方から「おいしい」との評価(※)をいただいた商品です。(※プレーン味における調査結果)
玄米をペースト状にすることで、パサつかず、しっとりとした食感を実現しました。また、胚芽を含む玄米の栄養豊富な部分を丸ごと使用しているため、玄米の持つ豊かな栄養素をしっかりと取り入れられる点も、おいしさの秘訣です。
「玄米ブレッド」は現在何種類販売されていますか?また、今後フレーバーが増える予定はありますか?
この玄米ブレッドは2023年7月20日に販売を開始し、現在は3種類のフレーバーを展開しています。先日開催された「アレルギーフレンドリービュッフェ」では、お子さんを中心にブルーベリーフレーバーが人気を集め、真っ先に売り切れました。
今回のイベントも含め、お客様から直接フレーバーなどのご要望をいただく機会もあり、こういったご意見を参考にしながら、新しいフレーバーの展開も検討していきたいと考えています。また、商品にお問い合わせ先を記載していますので、ご意見やご質問があれば、そちらまでご連絡いただければと思います。
「玄米ブレッド」をさらに美味しく
おすすめのアレンジレシピがあれば教えてください。
この玄米ブレッドは、自然解凍ですとふんわりとした食感ですが、トースターで軽く焼くことで、カリッとした食感が楽しめます。また、原材料は玄米、つまりお米なので、和の食材との相性が抜群です。例えば、きんぴらごぼうを挟んだ和風サンドイッチや、甘いものではあんこを合わせると美味しいです。
さらに、少し手の込んだアレンジとして、豆乳にレモン汁や砂糖を加えてホイップクリームを作り、デザート感覚で楽しむこともできます。公式サイトでは、「ピザトースト」や「アボカドポテトパンサラダ」のレシピもご紹介しています。
また、乳・卵不使用メニューのご要望に応じて、卵不使用の麺を使い、パンの中身をくり抜いて焼きそばパンを作るアレンジも試みました。
サイズ感や見た目の可愛さもあり、いろいろなアレンジで楽しんでいただけるパンです。


Allecolle読者限定クーポンプレゼント

今回、テーブルマークさんよりAllecolleの読者の皆様限定で
“送料無料クーポン” をプレゼント
していただきました!

ご希望の商品をカートに追加後、支払い画面で
【ALLECOLLE2501】
をご入力ください。
※2025年2月28日23:59まで有効な限定クーポンとなります。
※1,000円以上のご注文でご使用いただけます。
※本記事のご紹介内容は、公開日時点の取り扱いラインナップです。最新情報については、メーカーの公式ホームページまたはお問い合わせにてご確認ください。
※アレルゲンおよびコンタミネーションについては、商品ページおよび商品パッケージをご確認ください。詳しい情報についてはショップ公式窓口宛にお問い合わせください。
