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春になると現れる花粉症と通年のアレルギー性鼻炎。ズボラ親子の対策でも症状が軽減!

こんにちは。ヨーコです。

私には、現在20歳の娘と18歳の息子がおりますが、Allecolleでお話しする内容は主に息子についての話になります。息子には乳・ピーナッツの食物アレルギー・喘息・花粉症・アレルギー性鼻炎の症状があります。

今回は、ここ数年のアレルギー性鼻炎と花粉症対策についてお話ししたいと思います。

幼稚園頃から花粉症の症状が出始めた息子。覚悟はしていたものの「やっぱりか…」と落胆

写真:血液検査の結果。ダニ、スギ、ヒノキ、ハンノキ、ブタクサ、が陽性

0歳で食物アレルギーと喘息が発覚していた息子ですが、その時には花粉症の症状はありませんでした。

当時の小児科の先生にも「少し成長してから花粉症の症状が現れることが多いよ」と言われてはいましたが、血液検査で突然多くの種類の数値が陽性になっていた時には、『やっぱりか…』と落胆しました。

『食物アレルギーのように命に関わることはないよね…?』と自分を奮い立たせていたように思います。

え、花粉症から食べられない物が増える…⁈【交差反応】は?

アレルギー治療をしていると【交差反応】という言葉を度々耳にします。

※交差反応とは…果物や野菜は花粉と似た構造のたんぱく質を持っていることがあり、免疫細胞が花粉のタンパク質と勘違いしてしまうことでアレルギー症状を起こしてしまう状態のこと。

ある日、息子が「ナスを食べると舌がピリピリするんだよねぇ」とポツリと言い出した時には
『やめてぇぇ!これ以上食べられないものが増えるの⁈』
と心の中で叫んでしまいました。

主治医に相談してみると「最近、ナスも多いんだよね。」とのこと。

ハッキリとした診断はいただけませんでしたが、花粉症の交差反応なのか…単なる食物アレルギーが増えただけなのか…。もやもやとした気持ちを抱えていました。

食べられないものが増えるのは困る。花粉症にも本腰を入れなければ!

写真:ミディキュアを処方された時に配布される冊子

食べられない食べ物が増えることに恐怖を覚えたのでまずは主治医と相談。ダニアレルギーへの免疫療法薬【ミディキュア】を試してみることに。息子が高2の時です。

※ミディキュアとは…ダニを原料とするエキスから作られた薬で、少量から服用することにより体を慣らし、ダニによるアレルギー性鼻炎の症状を和らげます。初回服用は医師の監督の元行う必要があります。

主治医から雑談の中で「ミディキュアを飲んでいたら、花粉症も軽減されたと言う話も聞くんだよね。」ということを小耳に挟み『なんと!一石二鳥ではないか!』鵜呑みにしてはいけないと思いつつも、ワクワクしました。

薬を飲まない息子と飲ませたい母。あの手この手の知恵比べ!

写真:ミディキュアを日付毎にボードに貼り付けたもの。高校生なのに(泣)

ズボラな息子は、よく【ミディキュア】を飲み忘れます。

母「薬を飲んだ?」

息子「後で飲む」

母「今飲んでよー」

息子「今はやだ」

まぁ、こんな感じです。そして飲み忘れるのです。言うのも嫌になります。
『ならば!』と、日付を書いてボードに貼り付けてみる!という策も…。幼稚園児のようですよね。

ただこれは飲んでいないことが一目瞭然だったので、少し効果がありました。そして、飲み続けると薬の効果も出てきたのです。ダニだけではなく、花粉症も軽減されているような…。
『あれ?今年は花粉が少ないのか?』
と思ってしまうほど鼻をかむ回数が減りました。

ナスもまた最近食べ始めましたが、舌もピリピリしていないそうです。花粉症との関係だったのか、単なる一時的なものだったのかは分かりませんが、ひとまずホッとしています。

アレルギーは奥深い。何が正解なのかは分からないけれど…

今のところ、息子は【ミディキュア】のおかげでアレルギー性鼻炎や花粉症の症状は軽減されています。息子には合っていたのだと思います。

ただ血液検査の数値は徐々に減ってはいるものの、未だ重度の数値です。薬を飲まなくなったらアレルギー反応がぶり返して爆発するかもしれないですし、未来のことは分かりません。同じアレルギーでも症状もそれぞれ異なり、対策の違いや薬の合う・合わないもあると思います。それぞれのご家庭で合う治療法が見つかるとよいな、と思っています。

以上が我が家の花粉症対策の体験談です。ズボラな親子の対策ですが、ほんのすこしでも参考になっていたら、とても嬉しく思います。