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Experiences / 体験談,  未分類

思い返せば肌荒れがひどかった娘

初めての娘の症状と、親としての不安

今思い返せば我が家の娘は、赤ちゃんの頃から肌が弱く、全体的にザラザラとしたサメ肌状態。また、、ところどころプツプツやジュクジュクのあるお肌でした。ですが、当時は私もママになりたてで他と比較もできないし、何がいい状態なのかもわかりませんでした。

これを読んでくださっている皆さんの中にも、「これであってるのかな?どうすればいいのかな?」といった不安を抱えながら過ごしている方もいらっしゃることでしょう。この体験談では、我が子(娘)と私の経験をお話いたします。

『乳児湿疹』だと思い込んだ私

手探りで保湿をする日々

娘は生後一週間を過ぎた頃から肌に湿疹のようなプツプツができたり、肌の赤みが気になるようになりました。当時の私は、「これが育児本で言われるような『乳児湿疹』なのかな?やっぱり赤ちゃんのお肌ってしっかり保湿などのケアをしてあげないといけないんだ。」と考えていました。そこで、インターネットや本を見て清潔を心がけて保湿もしっかりケアしました。

でも、一生懸命ケアをしているのになかなか良くならず…。さらに調べてみると「『乳児湿疹』はケアしていればそのうちよくなる」という内容を紹介している記事も。そういった巷の声を信じて、今までのケアを続けていました。

他人の、何気ないけど傷ついた一言

そんな中、地域の保健師さんがお家に訪問してくださる機会がありました。「やっと頼れる人に相談できる!!」と思い、娘の体重などを測っていただいた際に相談しました。そこで言われたのは「あら〜この子サメ肌ね。保湿しっかりしてあげてね。」という言葉。…私はちょっとショックを受けました。

それは、私の中で自覚があったからこそ…。” 女の子” である娘の肌はきれいな状態であってほしいと、日々一生懸命ケアしてきた。なのに、他の方からはっきりと「サメ肌」と言われてしまったことには、さまざまな感情が入り混じって、どうしようもない悲しさでいっぱいになってしまいました。

それでも、「このお肌をどうにかキレイにしてあげよう」と、保健師さんの言葉を信じて保湿を続けました。良いと言われる保湿剤を聞けば買って試し…でもなかなか良くならず、あっという間に2ヶ月が過ぎていきました。

皮膚科との出会い

ママ友がくれた転機

ずっと悩みながらも、あれこれ試して肌ケアをしてきた私たち親子にも、転機が訪れました。その転機をくれたのは、いつも遊んでいた、同じ月齢の赤ちゃんのいるママ友でした。

あまりに改善しない娘の肌の話をしていたところ、「うちの子は小児科でお肌の薬を処方してもらっているし、お友達も皮膚科で診てもらっていたよ。」と教えてくれました。当時の私は、ママとしては本当に新米。赤ちゃんを皮膚科に連れて行くという発想がありませんでした。

助言をもらってから私は早速、初めて娘を皮膚科で診てもらいました。当時は『アトピー』という診断名では無かったものの、娘の肌荒れは『乳児湿疹』ではなく、『アトピー』だったのです。この日から、我が家の皮膚科通いが始まりました。

ずっと良くならなかった娘の肌は、皮膚科で処方された薬を使用することでどんどん良くなり、「もっと早く皮膚科に行けば良かった」と思いました。

その後…ステロイドと共に歩んだ娘の5年

当時処方されたのは、ステロイド薬。ステロイドの使用に関しては賛否両論ある中で、私自身「ステロイドを使って良いのだろうか?」と少し罪悪感を感じながら使用していました。しかし、皮膚状態が悪いところからアレルゲンが侵入してアレルギーを発症してしまうという研究結果も出ている昨今、たとえリスクがあったとしても、皮膚の悪い状態が長く続くよりは、少しでも良い状態に戻して保てるようにしてあげることが先決だと思います。(個人的見解です。)

一方、ステロイドを長期的に使用しなければならない状況になることは、母としてはやはり気がかりではありました。ですが実際は、お医者様の判断のもと回復状態に合わせて、徐々にステロイドの使用頻度を減らしたり強さを弱くしていくなどの対応がされていきました。そのため、娘が5歳の時にはステロイドを卒業することができたのでした。

『アトピー』は良い状態と悪い状態を繰り返すのが特徴のため、今も保湿などのケアは欠かさず行っていますが、お医者さんを信じ通い続けて、結果的にステロイドを使用しなくても過ごせる状態までになれたので、「こういう子もいるよ」という事実が、今読んで下さってるあなたの励みになれば嬉しく思います。

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