こんにちは。ヨーコです!私には現在大学生の娘と息子がおります。第一子の娘はアレルギーは無く、第二子の息子は重度の食物アレルギーを持って生まれました。
今回は息子の食物アレルギー発覚後、主に食事面で我が家がどのような対応をしたかをご紹介したいと思います。
どこに重点をおくべきか。悩んだ末の方向性
息子のアレルギー発覚は生後8ヶ月。娘は3才でした。娘にアレルギーは全くなく、家には乳製品、卵などアレルゲンが満載の状態でした。
現在、息子のアレルゲンは『乳製品、ピーナッツ』と数はかなり減りましたが、発覚時は、『乳製品、卵、小麦、大豆、ピーナッツ、魚卵、青魚、バナナ…』など。何を食べたら良いのだろうと困惑する数でした。
特にアナフィラキシーショックを起こした乳製品には細心の注意が必要です。親にとっても初めての経験であり、何が正解なのか手探りの状態でしたが『現在』より『未来』を見据えた対応を取ることにしました。
“息子に合わせて家からアレルゲンを排除する”のではなく、”娘も夫も今まで通りに食べる”。ただ、私は母乳を介して息子の身体にアレルゲンを与えてしまうことになるので、医師からの指導もあり、アレルゲンを除去することになりました。
アレルゲンがあることで当然危険は増えるけれど、親が側にいて対応出来る時にできるだけ教えていきたい。今後の幼稚園や学校生活で息子本人が身を守る術を身につけて欲しい。またアレルギーのない娘にも何を気をつけたら良いのか知って欲しい。そして、突然のトラブルに対応出来る力を身につけることが出来れば、と考えていました。
失敗を重ねながらも家族で成長!
アレルゲンが混在するにあたり、我が家が実行していたのは次のようなことです。
⚫︎乳製品飲料は一人用のパックで飲む。コップで飲まない。
(息子がいない場所であえてパックを潰し飛び散る様を娘に経験させました。)
⚫︎ケーキなどアレルゲンを含むものは、使い捨てのお皿、フォークを使い、食べたらすぐ外のゴミ箱に捨てる。
⚫︎食べ終わったら手を洗う。
気をつけていても小さい頃は何度か誤食や接触があり、息子には辛い思いをさせてしまいました。しかし、その状況を見て、幼い娘も事の重大さを学んだようです。当然息子本人も。また娘が理解することで、その後、有難い相乗効果が生まれました。
息子の天真爛漫さと友達に救われる日々
娘が幼稚園に入園すると、親子で交友関係が一気に広がります。
ある日、お友達家族とショッピングセンターのフードコードに行った時のこと。娘がお友達と一緒にアイスクリームを食べた後、いつも通り手を洗いに行き、理由をお友達に説明していました。それを聞いたお母さん方は、その後、同じようなシチュエーションがあると「はい!皆〜アイス食べ終わったら手を洗って来てね〜!」と率先して言ってくれるのです。泣けます。
また、息子も生まれた時からデザート系は、家でも違うものを食べていたせいか、お友達はアイスクリーム、息子はお団子、というシチュエーションも当たり前という認識があり心情的にも楽でした。
娘の交友関係のおかげで、息子の入園前からアレルギーのことを知ってくれる方が増えて本当に助かりました。
成長した子供達を見て思うこと
アレルギーの対応はご家庭ごとに様々だと思います。我が家がこのような対応が出来たのも二人目の子育てだったことや息子の生まれ持った性格がメンタルが強くポジティブだったこと。だからこそ、家庭の中で『小さな社会』を実現できたのだと思います。これは成長する上で本当に良かったと思っています。
先日、息子が「車の合宿免許ってどんな感じ?」と聞いてきました。私はすぐに「食事はどうなんだろう?」と思いましたが、さすが息子。そこには、全く考えが及ばなかった様子。アレルギーに悲観的ではない息子らしくていいなぁと思うのです。
親バカですね。
大学という新しい環境でも新たな友達を作り、楽しくやっている様子です。私ももうお弁当作りはしていません。アレルギー表のない学食だそうですが、調理員の方に原材料を確認して食べたり、コンビニで購入したりしているようです。
我が家は、先に生まれていた娘の環境を変えることはしたくなかったことと、守りすぎて、突然のトラブルに対応出来ないことの方が怖い…という考えの元、このような対応をしてきました。
我が家流の子育てとアレルギー対応ですが、このような体験でもお役に立てることがあれば嬉しく思います。大きくなるのはあっという間ですよ〜!
大学生(娘)、高校生(息子)の母。
息子が生後7ヶ月、乳製品でアナフィラキシーショックを
起こしたことをきっかけに食物アレルギーの世界に足を踏み入れる。
お笑い大好き!
辛いことこそネタにして笑い飛ばして前に進む!
そんな生き方目指しています。
旅行会社8年、給食調理員6年の勤務経験あり。