こんにちは。大人のマルチアレルギーっこのayakoです。長年、理学療法士として働いており、自他ともの不調に向き合ってきて、ココロとカラダを探求することが大好き。今は、植物療法士としても勉強を続けています。
今回はにんべんから販売されている、小麦・大豆不使用の「四穀つゆ・四穀⽩だし」を使った簡単料理をご紹介します。
にんべんの出汁とは
まずは今回使った2種類の商品について簡単にご紹介。
■四穀つゆ
通常の醤油の原料である“小麦や大豆”は使用せず、代わりに“ごま・あわ・ひえ・きび”から作られた醤油様調味料に、かつおぶしだしなどを加えられたもの。
※特定原材料等28品目:ごま
■四穀白だし
こちらも、小麦と大豆は使用せず、代わりに“ごま・あわ・ひえ・きび”を使用し、国内製造かつお節とそうだがつお節を加えられたもの。
※特定原材料28品目:ごま
注)2つともアレルゲンがごまとなっていますが、ごまアレルギー陽性(すり胡麻や練り胡麻で軽度の口腔アレルギーや口周りの皮膚症状が出ます)の私が口にしても、特に症状は出ていません。ご参考までに。
アレルギーっこの調味料問題
⼩⻨や⼤⾖にアレルギーがあって通常の醤油が使えなくても、最近はグルテンフリーや、 ⼤⾖ではなくエンドウ⾖を使⽤した商品も出ています。でも「四穀つゆ・四穀⽩だし」のように、このままだしとして使えるのはとてもありがたい。マルチアレルギーのある私は、なかなか外⾷も困難ですし、お惣菜を買うことも滅多にないので、簡単料理・時短料理は必須!なのです。
そんな私が普段からこの「四穀つゆ・四穀⽩だし」を使⽤して作っている料理をご紹介。ご紹介、といっても私は料理研究家さんでも栄養⼠さんでもなく、ちょっと料理 が好きで⾃炊歴が⻑い者、というだけなので…厳密に分量は計っていないですし、“レシピ”というより「こんな⾷材に使えるんだな」とか「こんな簡単で良いんだ!」という⽇々の料理のヒントや参考にして頂ければ嬉しいです。
四穀つゆを使った簡単料理
■ホタルイカごはん
今年は私の大好きなホタルイカが豊漁だったようでスーパーで沢山目にしました。「四穀つゆ」を使って作ってみたら美味しくて、リピートしたメニューです。私はいつもごはんをお鍋で炊いているので、今回もお鍋を使っていますが、炊飯器でも作れます。ちなみに、お米は白米アレルギーの人にもオススメしたい“ゆきひかり”を使用しています。(ゆきひかりについて詳しくは、以前掲載した体験談「白米アレルギーの救世主」をご参照ください)
こちらと全く同じレシピでブリの切り身やキノコでもやってみたのですが、美味しい炊き込みごはんになりました。お好きな海鮮やキノコ類で作ってみるのもオススメです。
■まぐろの煮付け
立派なお魚ではなくても、小さな切り身やアラで簡単に作ります。臭みを取るために生の生姜のスライスを入れています。お鍋に少量の水と、「四穀つゆ」をお好みで入れるだけ。
四穀白だしを使った簡単料理
■さつまいもの煮っ転がし
さつまいもは、食事でもおやつにも良く登場します。私にとっては救世主の野菜のひとつ。無農薬のものを使っているので、栄養たっぷりの皮も安心してまるごと頂きます。
少量のお水と乱切りにしたさつまいも(今回は小さいもの3本分)をお鍋に入れて火にかけます。沸騰してきたら、「四穀白だし」をお好みで大さじ1~2入れて弱火で煮汁がなくなるまで様子を見て出来上がり。切って、入れるだけ、簡単!ちょっと小腹が空いた時にも、おやつ代わりについつまんじゃいます。
■小松菜としらすの炒め物
乳製品のアレルギーがある人にとっては、カルシウムをどうやって摂るかが悩ましいところでもありますよね。私がよくカルシウム源としても食べるのが、まさにこの2つ“小松菜としらす”です。小松菜は同量の牛乳よりもカルシウムが豊富だそうです。鉄分も摂れて貧血になりやすい女性にも嬉しい食材ですね。そのさらに上回るカルシウムを摂れるのが、しらすなのです。小松菜に軽く火を通して、しらすを混ぜて、「四穀白だし」をフライパンに1周かけ、少しなじませたら完成!
無理をしない!手抜きをする!
以上、恥ずかしながら私がよく作っている簡単料理を4品紹介しました。私の場合は今の季節、春~夏はPFAS(花粉食物アレルギー症候群)の影響で、食べられる野菜や果物も減ってしまう時期です。そんな時期でも限られた食材で、飽きないように少しでも食事を楽しみたいと思っています。
とはいえ、簡単で、時短で、目を離しても作れるもの、常備菜として作りおきできるものは必須!時間が無かったり、お弁当を作らないといけなかったり、そんなに食事の支度に時間をかけられない人も多いはず。そんな方々にも今回紹介した四品はオススメです。
これからも、この「四穀つゆ・四穀⽩だし」にはお世話になると思います。私のようなアレルギーの有無に関わらず、皆さんもぜひ作ってみてくださいね。
参考文献:にんべん公式HP www.ninben.co.jp
・ずっと疑いはありつつも、大人になり検査をしてマルチな食物アレルギーが発覚。小麦や白米を含む穀物類、大豆・ナッツ類・卵白・乳などなど除去中。花粉症による食物アレルギーやラテックスアレルギーもあり。
・幼少期からアトピーで30年以上ステロイドを服用。30代半ばに脱ステロイドを始め、幾度のリバウンド反応を乗り越え概ね改善。
・15年以上、リハビリ・在宅医療現場での勤務経験があり、現在はアロマやハーブなど自然療法も専門的に学び実践中。これらの経験や学びも、アレっこやアレッこ家族のお役に立てればと思います。