
こんにちは。管理栄養士アレっ子ママのちかです。小学1年生の息子と、4歳の娘の2児の母であり、2人とも卵アレルギーがあります。
さて、秋口と言えば入学前の面談が実施される季節でもありますね。環境がガラッと変わる入学時は、子供も親も不安が募ります…。私は特に、給食への心配が大きかったのですが、今回は入学準備や給食対応についてお話します。
新たな環境への不安は尽きない

現在小学校1年生の息子は、通院しながら「経口免疫療法」を継続していますが、小学校入学までに解除できることを一つの目標としていました。ですが、願い虚しく解除には至らず…。小学校では保育園給食とは対応も変わり、どんな対応になるのかという点が一番大きな不安でした。
就学時健診や入学以前に学校の栄養教諭、養護教諭、校長先生と数回、入学式後に担任の先生も含めた面談を行い、息子のアレルギーの状況の把握と給食のアレルギー対応、必要書類について話し合いがありました。
面談のたびに、疑問や不安はその都度お話し、1つ1つ解消していき、安心につなげていきました。
どうする?お友達の理解。大丈夫?親側の気持ち、本人の気持ち。

学校やアレルギーの状況によって対応は異なりますが、面談を重ねても不安が残っていたことは「お友達の理解」「本人の気持ち」でした。
“お友達が食物アレルギーを理解してくれるのか””みんなと違うことで本人が悲しい思いをしないか”などは、実際学校生活が始まらないとわからないこと。また、”代替メニューを作る日々が始まる”という親側の負担や、本人が代替メニューをお友達の前で食べる状況をどう捉えるかへの緊張も相まって、より不安を感じていたように思います。
クラスのみんなに”アレルギー”をどう伝える?

息子の入学当初、まず担任の先生に「クラスの生徒たちへのアレルギーの理解はどのようにされているのか」について確認しました。担任の先生からは、アレルギーについてみんなに話す時間を作ること、その際に本人もその場にいることが負担でないか、気持ちを確認してくれました。
実際入学後、息子本人がいる中でクラスに説明してくれ、これからの学校生活の安心感となったようです。
現在の対応は、事前にアレルゲンチェックをつけた献立表は通常献立に並べて張り出し、みんながアレルゲンのあるメニューについて確認できる状況を作ってくれるなど、事故につながらない配慮で問題なく過ごせています。
給食の代替メニュー

息子の学校では、学校全体としてもアレルギーを持つ生徒が増えている実情を認識されていたからか、学校側の対応としても卵不使用の配慮は一部でしていただけているので、親としては、息子の学校生活を少しは安心して見守ることができていると感じています。また入学前、「代替食」の用意について私が負担を感じてしまうのでは…と心配していた面もありましたが、いざ始まってみると想像していたより負担は軽く、私も楽しみながら息子の代替食を作っていますね。
1人で悩まないで

生活環境が変わるということは親も子どもにとっても不安が大きいこと。新しい世界に送り出すのですから、怖くて当たり前です。そんな時、1人で悩みがちですが、恐れずに学校と相談をすること、先輩ママの経験を参考にすることで心強さと安心につながりますよ。

小1息子、4歳娘の母。
子供が2人とも卵アレルギー(娘は食物蛋白誘発胃腸症)で、悩みながらも、アレルゲンを使わなくても美味しいご飯を考えたり、アレルギーを学ぶ中で現在は前向きに楽しく過ごしています。元病院管理栄養士として2000人以上の栄養指導経験あり、現在は乳幼児期とママの食育から健康は作れるという想いで「食育de食活サロン」を運営。アレっ子ママのための勉強会やおやつレッスンなど活動中。