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アレっ子との旅行への恐怖心。経験させるために飛び越えてみた

小学校1年生のアレルギーっ子母、カオリです。旅行好きでも苦手でも、アレっ子を連れての遠出は緊張しませんか?「万が一の事があったらどうしよう」。その気持ちから、私も最初の1歩がなかなか踏み出せなかった1人です。終わりの見えない迷いを、どんなきっかけで乗り越えたのかをお話します。

アレルギーを知り、強まる警戒心

もともと旅行が大好きなので、出産前は子どもが生まれたら、航空運賃無料の2歳になるまでに海外旅行に行くのを、当たり前の目標としていました。国内より先に海外に行きそうなくらい好きで、必然にすら思っていました。ガイドブックを買い、赤ちゃん用の旅の便利グッズを調べたりしちゃって、授乳の疲労も何のそのでした。

そんな矢先に発覚した、わが子の食物アレルギー。最初はのんびり構えていましたが、やがて様々な症状やアナフィラキシーも経験し、家族にとってとても敏感な課題となりました。お出かけ自体が緊張するようになりました。ましてや旅行など想像もつかなかったです。たくさんの言い訳をして遠出は避けていました。

突然に到来した無力な時期

まごついている内に、世界的な流行病が始まりました。外食も、お出かけも、友人に会う事もない毎日の始まりです。アレルギー以前の問題で、旅行ができる訳がなくなりました。この「できる訳ない」が便利だったんですよね。私の決意の問題じゃない、私の怖がりのせいじゃないと思えたのです。皆が自粛している時だったので、正当化ができました。そうして幼少期のかわいくて扱いやすい時期が、どんどん過ぎていきます。

簡単に約2年が過ぎました。なーんにもしなかった2年です(笑)幼少期の730日は、すごく成長します。言葉も運動能力も一気に発達する、その成長を見て「そろそろ経験不足ではないか」と感じました。流行病への危惧は残しつつも、次のタイミングで旅行をさせてを良いのではないかと感じるようになりました。すぐに動けるよう準備したいと思いつつ、それでも拭えないアレルギーへの恐怖心。我ながらどうしたものかと悩みます。

彼らに迷いなどなかった

ところが転機が訪れます。大人になったアレルギーを持つ当事者の人達と出会ったのです。きっかけは、軽い気持ちで始めたInstagramでした。自分の気持ちの整理の為に始めたSNSでしたが、私にとっては出会いに溢れた場所でした。普段の生活だけでは、確実に出会えなかった人達を知ります。彼らの日々の出来事や、経験や、考え方をたくさん読みました。自分と重ねたり、自分との違いに驚いたりと刺激的なものに満ちていました。

その一環で参加したのが、オンライン交流会です。そこには、それはもう様々な人がいて、しかもオンライン故に居住地も問わないから、たくさんの色んな環境にいる人達とお話ができました。そこに、若い世代のアレっ子本人達がいてくれたのです。彼らの行動力や発想は凄まじいものでした。目からウロコの連続。それを目の当たりにした事で、「旅行なんて行けるでしょ」と勝手に背中を押された気になりました(笑)

わが子に目指して欲しい背中達

大人になったアレっ子達は、当たり前に自分の人生を歩み、その為の経験を自分から買って出ています。逆に、旅に出る事を怖がっている人には出会えませんでした(笑)それを見ていたら全て納得がいき、自分の怯えが小さなものに思えました。保護者が、わが子という他人の人生を怖気づかせてはいけないと気づいたのです。

動けばきっと見えてくる

旅行には、確かにアレルギーの為の事前調査や、調整は必要です。でもそれは工夫や考え方で、ほぼクリア出来るのです。できない事は割り切って、その分できる事に焦点を当てれば…ほら、見えてきませんか?

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