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実はいろいろ!我が家が出会った3つの遠足スタイル

イラスト by ごはん / 加工編集 by red

こんにちは。鉄道大好き!ハウスダストアレルギーの子鉄長男と、卵・乳製品の食物アレルギーを持つアレっ子次男の母、ごはんです。

9月から2学期が始まり早1ヶ月。2学期といえば!運動会・遠足とお弁当を持っていく行事の季節。楽しみではあるものの、食物アレルギーっ子の保護者にとっては誤食にヒヤヒヤする季節の到来です…。

そこで今回は、我が家の子ども達が通った幼稚園と小学校の遠足スタイルを3つご紹介します。 安全で楽しい遠足のご参考に、是非お読みください。

ケース1 子どものみの遠足・幼稚園の場合

by ごはん

私の子どもたちが通っていた幼稚園の遠足は、子どもだけの遠足の場合「おやつ」はありませんでした。デザートに果物を持ってくる子がいたようですが、交換していたという話は聞いたことがありません。かつ、先生がアレルギーっ子の側で見守って下さったとのことで、安心したことを覚えています。

アレっ子次男も大好きな先生の側で過ごすことが出来て嬉しかったようです。 でも、親子遠足となったらびっくりするほど違いました。

ケース2 親子遠足・幼稚園の場合

by ごはん

親子遠足の時は、レクリエーションの時もお弁当の時も、常に自分の子どもと一緒に過ごしました。

お弁当が食べ終わる頃になると、いそいそとお菓子を持った子どもたちがお友達の間を歩き始めました。カラフルなキャンディ、きゅっと包まれたチョコレート、スティックゼリーに卵・乳もりもりのビスケット…。

子ども達は片腕にもらったお菓子を入れるための袋を下げ、反対の腕に配るためのお菓子を抱え…。「はいどーぞ♪」「ありがとう♪」と、可愛い笑顔と様々なお菓子が飛び交いました。

by ごはん

きっとこの日の為に、「みんな喜んでくれるかな?」「お気に入りのお菓子を食べさせてあげたいな」と、用意したお子さんもいたでしょう。みんなキラキラと輝いていました。

卵乳製品アレルギーのアレっ子次男は、「次男」なので、親子遠足の時には長男の時のノウハウがありましたが、何も知らずに遭遇していたら血の気が引いていたと思います。

事前に飲食物の交換や配布があるか、先生や他の保護者さんにヒヤリングしておくと安心だと思います。

お菓子交換の時の我が家の対応

by ごはん

我が家の場合、アレっ子次男にもスティックゼリーやポイフル(Poifull)、ハッピーターン等の低アレルゲンのお菓子を持たせて、親子で一緒に回りました。

卵・乳使用の物を差し出された時は私が受け取り、私がパッと見て卵・乳製品不使用か分からないお菓子の時は、可能な範囲で原材料を確認しました。

どのお子さんもファミリーパックを袋ごと持ってきていたので、「ちょっと裏見せてー♪」と言うと、快くチェックさせてくれました。

by こどもや赤ちゃんのイラストわんパグ / 画像はイメージです。

アレっ子次男も皆と同じように、片腕にもらったお菓子を入れるための袋を下げ、反対の腕に配るためのお菓子を抱えてお友達の間をうろうろと回り、私は半歩後ろを卵・乳使用のお菓子をしまう為の袋を持って一緒に回りました。

「はいどーぞ♪」と渡されたら「ありがとう!はいどーぞ♪」とアレっ子次男が交換をし、卵・乳使用のお菓子を受け取った時は「ママにちょうだい」と声をかけて、私の袋に入れてもらいました。 アレっ子次男は包装の上から触る分には問題がなかったので、本人に交換をさせました。もし包装の上からでも接触が難しかったら「ママが持つね。」と言って、アレっ子次男にはお菓子を渡す役目に専念してもらったと思います。

気持ちを受け取る・渡すことが大事

by PIXTA

お菓子交換に参加するか迷うアレルギーっ子の保護者さんもいらっしゃると思います。アレルギーの度合いによるので正解はなく、あくまで我が家の場合になりますが「気持ちを受け取ることが大事」と考え、「食べられないからごめんね」と断ることはしませんでした。

自分が食べられなくてもその場で受け取り、持ち帰って食べられる人に譲ることがこれからもあると思ったからです。

お昼の時間が終わるころになると、どのお子さんの袋にもたくさんのお菓子が入っており、その場で全部食べずに持ち帰ることも自然でした。

帰宅後、「ママの袋のお菓子は次男君にはまだ早いから、これと交換しよう?」と、卵・乳不使用のお菓子と交換しました。

保護者の皆様からの反応

イラストby ごはん / 加工編集 by red

私たちが渡したお菓子を他の保護者様が見て「へー!これも次男君は食べられるんだね!」と反応をいただくこともできました。ささやかですが保護者の皆さんに低アレルゲンのお菓子に触れていただく機会にもなり、どの親子遠足も楽しい思い出となりました。

ケース3 子どものみの遠足・小学校の場合

長男が小学校に上がるとガラリと変わりました。なんと、おかずもお菓子も交換禁止となったのです。

おたよりには、「お弁当・おやつの交換は、ゴミの管理・食物アレルギーへの配慮から禁止します。時間内に自分が食べられる量を持ってきましょう。」と書いてあり、衝撃が走ったことを覚えています。

それまでなんとなく、食物アレルギーのことばかり考えていましたが、おかずやお菓子の交換を禁止すると、次のような効果が見込まれるのではないかと予想しました。

  • 交換によるトラブルの防止
  • お菓子の交換により予定がずれ込むことの防止
  • 食べ切れる量の食事・おやつに調整
  • ゴミの管理の簡易化
  • 食物アレルギーを含む配慮の容易化

交換をしてしまうと、例えば「好みのおかずが交換対象になってしまい不快に思った」「死守したいお菓子だったのに欲しいと言われてしまい、断った結果、喧嘩になってしまった」なんていう“子ども同士のトラブル”が防げ、スケジュール通りに動きやすく、配慮もしやすくなる。おかずやおやつの交換が無いと、先生も保護者も子供もスッキリと過ごせるのかもしれません。

「自分が食べられる量のお弁当と、管理しきれる好きなお菓子を持っていく」そんなスタイルの学校もあるのだと驚きつつ、学校への信頼感が増しました。

子鉄長男が遠足から帰宅してから、「お弁当のおかずやお菓子を交換している子、いた?」ときくと、「いないよ。やっちゃダメって先生に言われたから」と聞いた時、本当に交換なしに出来るのだと改めて驚きました。

アレルギーっ子が笑顔で過ごせる対応

by ごはん

楽しい遠足。園や学校によって、お弁当やおやつの扱いも色々あるようです。学年が上がれば、現地の飲食店に立ち寄る遠足もあると思いますし「食物アレルギーであることをなるべく目立たせたくない」と思うお子さんもいらっしゃると思います。

現地での過ごし方、先生方の対応、何よりアレルギーっ子本人の気持ちを1番に考えた上で、安全に遠足を楽しめますように。

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