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自宅負荷に挑戦!気になる経緯や内容とは?

こんにちは。アレルギー大学生のしゅんです。僕には生まれつき卵・乳製品・エビ・カニ・イカ・タコのアレルギーがあり、どれも完全除去で生活しています。

しかし、大学生になり、卵の「負荷試験」と「自宅負荷」での免疫療法を積極的に行っています。今回は自宅負荷を行う過程や心情を本人目線でお話しします。

自宅負荷の意外な壁とは?

by pexels

自宅負荷の詳しい話をする前に、『なぜもっと早く始めなかったのか・なぜ大学生になってからなのか』についてお話します。

僕は小学校・中学校・高校とサッカーに熱中していました。ほぼ休みなしで負荷試験ができなかったというのもあるのですが、アレルギー症状のきっかけとして「運動誘発」というものがあるように、アレルギーと運動って相性が悪いんですよね。負荷試験をしたいならサッカーを一定期間やめないといけないし、サッカーをしたいなら負荷試験はできないし…そんな二択でサッカーを捨てきれず、先延ばしになった結果、大学生になった今、ようやくスタートすることになったのでした。

ついに負荷試験スタート!

マルチアレルギーのある僕。主治医からは特に「乳製品とエビ・カニは食べれるようになると思わん方がいい」と前々から言われてました。そのため、『残りの卵・イカ・タコの中なら”卵”一択だろう』ということで、第一回目の負荷試験を日帰り入院で行いました。

内容は「全卵入りホットケーキを0.5g・1.0g・1.5gの3回に分けて食べる」というものです。全て食べ切った後に少し吐き気を催しましたが、それ以外は何事もなくクリア。その後1.5gを週2回家で食べ続け、2ヶ月後に2.5g入りパンケーキのチャレンジ。ここも難なくクリアすることができました。

慎重にできることから一歩ずつ

By しゅん / 炒り卵0.5g。こんなのに負ける訳ないだろと思いながら日々食べています。

パンケーキをクリアするとついに“卵”そのものを食べることになります。「卵入りのもの」と「卵そのもの」では体の反応がまるで違うのだとか。今まで2.5g食べていたにもかかわらず、次は0.5gまで落として自宅負荷を行います。

炒り卵を平日毎日食べ続けています。現在の進捗はここまでですが、個人的には1年も経たないうちに卵そのものを食べられるようになったことに手応えを感じています。もう大学生まで成長してしまっているので、小さいお子様たちに比べると治りにくくなってますが、5gでも10gでも、食べられるだけで人生に幅が広がると考えると頑張れちゃいます!

自宅負荷はメンタルとの戦い?

僕個人的に、今までの自宅負荷を含めたアレルゲンを口にするということはメンタル面の影響が大きいのかなと感じています。

というのも(皆さん少なからず誤食などの経験があると思いますが)…食べてから気づくことってないですか?『え、これに入ってたんだ。』みたいな。本当に少量なものだと気付かずに食べてしまっても何も反応が出ないこともあり、『いけちゃうじゃん』って思うことが多々ありました。ですが、自宅負荷や負荷試験になった途端、『なんか気持ち悪いな』って思っちゃうんですよね。心のどこかで『今食べた』って思ってしまうと体に出でしまうのかなって思ってます。

卵の試験をする人の中にも違いがあると思います。卵焼きのような”そのもの”の料理を食べたい人、ラーメンやハンバーグのような”繋ぎ”ぐらいをクリアしたい人、コンタミの心配を排除したい人。様々だと思いますが、初歩の段階では本当に少量だと思います。食べたことに気づかなくても食べられているんです。ですから、食べるタイミングで気負わず、いつも食事の途中に食べるのが良いと思います!

自宅負荷はアレっ子の希望の光

いかがでしたでしょうか。今回は僕の自宅負荷に関する経緯や内容などを書いてきました。僕個人の考えとしては、「卵を解除できるようになる」というよりは「多少料理に使われていても大丈夫なくらいにはなりたい」と思って取り組んでいます。アレルギーは本当に人それぞれなので自宅負荷の形も十人十色だと思います。自宅負荷を現在行っている方やこれから取り組もうと考えている方の、ほんの少しでも手助けになれたら幸いです。

自宅負荷は人生の幅を広げる選択肢の一つです。焦らずゆっくりとできることを増やしていけるように一緒に頑張っていきましょう!最後まで読んでいただきありがとうございました!!