こんにちは。管理栄養士アレっ子ママのちかです。7歳の息子と4歳の娘に卵アレルギーがあります。
入園・入学・進級など子供たちの環境が変わり、ママもお子さんも楽しみと不安が入り混じっている方も多いのではないでしょうか?今回は、小学生の食物アレルギーの経口負荷試験についてのリアルな進め方をお話します。
入学当初は不安材料がいっぱい
息子は春から小学2年生になりましたが、入学当初は不安や心配がたくさんありました。食物アレルギーがあることでの給食やお友達との付き合い方など学校生活の心配はもちろんですが、学校が始まったら、これまで平日に通院して行ってきた経口負荷試験はいつやるの?という疑問が出てきたのです。
負荷試験を行うタイミングって?
保育園のころは、日帰り入院での負荷試験の時にはお休みし、外来での負荷試験の時には、早めにお迎えに行き受診していました。しかし、小学校生活が始まったら、「授業を休んで負荷試験をするのか」「長期休みにするのか」…本人にとってどのタイミングがよいのか悩みました。
息子の1年間の負荷試験スケジュール
実際に1年生で負荷試験を行ったのは、4月の入学前の春休み、7月の夏休みでした。その次に冬休みに予定していましたが、息子の歯が初めて抜けたタイミングと時期が重なってしまい、主治医の先生曰く、歯が抜けたときは出血がなければ大丈夫とのことでしたが、口腔内の傷が不安材料にならないよう、念のため延期し3月の春休みに実施しました。
長期休みが結果的に安心できるペースに
息子が年長の夏に、負荷試験で全卵1/4個分を摂取し症状が出たこともあり、増量にはとても慎重になっているという現状があります。春、夏、冬の長期休みの時期を利用し、3~5ヶ月ほどの期間を空けて負荷試験をすることが、ある程度の期間をおくことの安心感と、息子と私自身にとってはストレスがなく行うことができていると感じます。
お子さんの気持ちを大切にした進め方がベスト
ご家庭によっては、学校を早退やお休みするという方もいらっしゃいますが、あくまで個々の判断として考えていただくのが良いかと思います。それぞれに合ったペースもありますし、なによりも一番は「お子さんがどうしたいか」=お子さんの気持ちを優先にできたらよいのでは、と思います。
新学期は新たな環境でストレスを感じる方も多いので、お母さんもお子さんも負担のないペースで進めていきたいですね。
小2息子、4歳娘に卵アレルギーあり。元病院管理栄養士として、2000人以上の栄養指導経験あり。現在はアレっ子ママ専門管理栄養士として活動。
アレルギーがあってもできることに目を向け、楽しい経験を増やしたいをモットーに、お話会や卵・乳・小麦を使わないおやつレッスン、腸内環境に基づいた体質改善のためのレッスンなど開催中。
▷Instagramアカウントhttps://www.instagram.com/chika_allergy_mama