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Experiences / 体験談

アレルギー対応のために幼稚園を選び直してくれた母《私の入園入学の話》

みなさんこんにちは。卵と乳製品のアレルギーがある大学4年生・まひろです。

今回は、「アレルギーっ子の入園・入学前に準備したこと」というテーマで、私が幼稚園に入園、小学校に入学した当時のことをご紹介します。

私は公立の2年保育幼稚園に1年在籍、その後転園し、私立の3年保育幼稚園に1年在籍し、小学校はそのまま同じ私立の学校に進学しました。

参考にならない部分もあるかもしれませんが、ぜひ最後までご覧ください。

幼稚園入園当時の私

私が幼稚園に入園したのは2004年。入園時は3歳でした。当時の私は現在同様、卵と乳製品のアレルギーでしたが、今とは違って完全除去の生活でした。

もちろん少しのコンタミネーションや、アレルゲンを含むものを同ラインで製造しているものもダメ。年齢的にも『親のいない場所』で飲食をする機会がなかったため、幼稚園に入るということは私にとって初めての経験がたくさんでした。

そんな心配だらけだったこともあり、親は私をまずは2年、公立幼稚園に入れることにしたそうです。

公立幼稚園入園前に準備したこと

当時、私の親が準備してくれたこととしては、主に以下の3つです。

  • 担任の先生への説明
  • 幼稚園の行事をリサーチ
  • 同じ園に通う年上の友達の親御さんにお話を聞く

それぞれ詳しくご紹介します。

担任の先生への説明

担任の先生に入園前にお時間をいただいて私のアレルギーに関する説明をしてくれたそうです。なかでも特に以下の項目を確認したようです。

病状

緊急の薬

昼食時の注意点

食べ物が出る行事の事前共有

幼稚園の行事をリサーチ

年間でどのような行事があるのか、ホームページで確認したそうです。

同じ園に通う年上の友達の親御さんにお話を聞く

地域の公立幼稚園だったため、地元の知り合いに幼稚園の雰囲気などを教えていただくなどして情報収集をしたそうです。

私立幼稚園に転園した理由

親は、私の食物アレルギーの都合で、給食ではなく全員がお弁当の小学校を探していました。私が除去食はもってのほか、他の友達が給食を食べている中で一人お弁当を食べることすら難しい状況だと判断したためです。

小学校が繋がっている幼稚園に行けば、小学校入学時にアレルギー対応で焦ることも少なくなるし、全員が給食ではなくお弁当を持参する環境が整っている園にすれば私に精神的な負担がかかりにくくなるかと考え、私を小学校付きの私立幼稚園に転園させることにしたとのことでした。

私立幼稚園に転園前に準備したこと

公立幼稚園に入園した時と同じことを行ないつつ、追加で以下を準備しました。

  • 利用する交通機関の電話番号を電話帳に入れる
  • 幼稚園の最寄りの病院に行く

それぞれ詳しくご紹介します。

交通機関の電話番号を電話帳に入れる

転園した幼稚園は電車を使わなければならないちょっと遠い場所にあったので、母は携帯電話に、利用する交通機関や幼稚園の最寄り駅の電話番号、タクシー会社の連絡先を入れていたそうです。

幼稚園の最寄りの病院に行く

自宅とは全く違う地域の幼稚園に通っていたため、幼稚園の近くで大きめの病院を探し、受診しに行くことに。もし幼稚園でアレルギー症状が出て病院に行くことになったとしても、診察券やカルテがあるだけでも全く違うと考えたからだそうです。幸いにも実際にお世話になることはありませんでしたが、安心材料になっていました。

小学校入学前に準備したこと

幼稚園転園で環境を変えていたお陰で、追加で準備したことはあまりありませんでしたが、変わったことを挙げるとすれば、エピペンの所持を始めたことだそうです。

入学前の先生との面談で、エピペンを携帯している旨とその保管場所、使い方を先生間で共有して欲しいことを伝えました。エピペンは公式から利用方法のビデオなどが出ているため、その存在もお伝えしました。

最後に

今回は私が幼稚園や小学校に入った当時のことを思い出し、準備したことをご紹介しました。

新しい環境に飛び込む時は不安がつきものですが、親がこうして色々と準備をしてくれたおかげで、楽しく学生生活を送ることができました。この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。最後まで読んでいただきありがとうございました!