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Experiences / 体験談,  未分類

2020年・春。先が見えなかったコロナ禍の入園準備

こんにちは。卵乳製品アレルギーの4歳男の子を育てる現役看護師ママ・たいままです。
今回は、皆さんも経験された「アレ」の最中に体験した、我が家の入園準備のお話です。

息子のアレルギー発覚と、なかなか本腰を入れられなかった保活。

2020年の年明け、世間は経験したことのない恐怖に包まれていました。そう、コロナウイルス感染症2019(旧名称:新型コロナウイルス、以下コロナ)です。

私は看護師として、総合病院に勤め2018年11月に息子を出産。1年半の育児休暇を終え、2020年6月に職場復帰する予定でした。

ですが、育休中に息子のアレルギーが発覚。息子の園選びに関してすごく悩むこととなりました。

生後8か月ごろから保育園に関しての情報収集を始めましたが、初めての保活(子どもを保育園に入れるため保護者が行う活動)では「何から始めればいいのか」「どんな情報を集めればいいのか」がわからず、有効な情報収集ができないまま時間だけが過ぎていました。

それだけでなく、アレルギーに関しても本当にまだ無知でしたし、離乳食の段階で入園時の食生活が全くイメージできていませんでした。

初めてのママ業ということもあり心身の余裕もあまりなく、「まだ1歳になってないし、もうちょっとしてからでいっか~」と気が付けばズルズル…(この時の自分を心底恨みたい。笑)

そして息子が1歳を過ぎたころ、あと半年か~。そろそろ本気出さないとな~」と、やっと重い腰を上げたのでした…。

やっと保育園探しを頑張りだしたけど…

まずは市役所へ保育園の制度について問い合わせ。希望する園でのアレルギー対応については、各園に問い合わせるようにとのことでした。

そのため、園に問い合わせをする前に、まず“何を問い合わせたらいいか”を具体的にしてみることにとにかくネットで調べたり、病院の先生に聞いたり…。

でもなんかボヤっとしてた。とにかく情報が少なすぎる。

ここで初めて焦りだす私。

ついにアイツがやってきた。

そしてそうこうしているうちに、、、、「コロナ」がやってきたのです。
猛威を振るう未知のウイルスを前に世間はもちろん、保育園界隈も大混乱。
希望した園での見学はすべて断られ、電話のみで情報収集する日々。

SNSを通じた、アレっ子ママたちとの出会い

とにかく無知過ぎて情報収集するまでに時間がかかってしまい、あっという間に見学のチャンスを失ってしまった私。自分で調べようにも情報がなさすぎる。

正直、絶望でした。

そこで出会ったのがSNS、Instagram

アレルギーっ子の入園準備について“生の声が聞きたい”と思ったときにふと、Instagramでアレルギーについて調べると、そこには私と同じようにアレルギーっ子を育てるママたちがたくさん溢れていて、見ず知らずの私の悩みに本当に親身になって向き合ってくれました。
そして同じように悩むママたちは共感してくれました。

この存在には本当に救われました!!

なんとか見つけられた、運命の保育園

当時のInstagram投稿。
こうやって投げかけると何人もが返信してくれました。

見学ができない状況が続くなか、何度も電話をしてなんとか見学をさせてくれる園を見つけられました…
決め手は、
小規模であること
アレルギーっ子の受け入れ経験があること
職場から近く緊急時に私がすぐにかけつけられること…など。

厳しい状況下、この園に出会えたのは運命だと思っています。

園が決まったら終わりじゃない。ここからが本当の始まり。

やっとの思いで通わせたい園が決まったものの、落ち着いている暇はなく、むしろ、ここからが始まりでした。
まず、入園前には園との面談がありましたので、そのために家庭ですべきことに取り組みました。

家庭で取り組んだこと

保育園に預けるにあたり、アレルギーを持つ息子がどのように安全に園生活を送るのかを具体的に考えていく必要がありましたが、その際最も重要だと感じたのは「私が息子の状態を正しく理解すること」でした。

皆さんご存じの通り、アレルギーの症状は誰一人として同じ人はいません。そのため、Instagramで出会ったママさんたちの助言をもとに

・息子のアレルギーの現状

・今後の見立て・治療計画

・園生活での留意点

・症状出現時の対応

・日常生活でのケア

などについて、アレルギー外来受診時に主治医に問い合わせました。

いざ、入園前面談へ

実際の給食成分表。
文字だけ+一人で確認では絶対ミスが起きるのでダブルチェックは超有効!

入園前の面談は、園長先生、担任の先生、私の三人で行われました。そこで息子のアレルギー対応に関して話し合い、いくつかの決め事をしていただきました。

アレルゲンが含まれる給食メニューの時は、他の子と同じ空間で、長テーブルの横に個別テーブルを置き保育士が一人横について食べる(食べられるメニューの日はみんなと同じテーブル)

給食の内容は、前月に成分表をもらい、私と担任の先生でそれぞれが確認したあと、ダブルチェックで読み合わせを行う。

・朝のおやつ(ビスケットなど市販で担任が用意)は、前日(もしくは登園時)に母と担任で成分表確認

・朝ごはんの持ち込みは、全園児おにぎりのみと統一する(乳児クラスは朝ごはんの持ち込みが可能でした)

など。

やはり実際に園の先生方と複数で話し合いを行い、お互いが不安に思うことを直接出し合えたことで、入園前の不安の解消につながったと思います。

声に出す勇気。誰かに頼るのは悪じゃない。

今回の体験談はいかがでしたか?

私の経験した入園準備は、コロナ禍であり少し特殊でした。
世の中が経験したことのない不安に包まれる中、初めての子どもを初めて社会に出す不安。
いろんな葛藤がありました。たくさん泣きました。

つらいことも多かったですが、社会と接点を持つことになると、やはり、子どもも親も成長できます。
社会に出ることに不安はつきもの。でも、不安を我慢しなくていいんです。
口に出して、誰かに頼っていいんです。どうか、ひとりで頑張りすぎないで。

私はSNSを使いましたが、方法はなんでもOK。これを読んでくれた方々の新しい生活が、素敵なものになりますように…。

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