
こんにちは。管理栄養士アレっ子ママのちかです。小1の息子と4歳の娘に卵アレルギーがあります。
3月に入り、スギやヒノキなど季節性の花粉が多くなってきて、花粉症症状を感じている方も増えているのではないでしょうか?この時期になると、あらゆるメディアで、花粉症対策としての腸内環境の話題が取り上げられることがあります。
今回は、自分に合った腸活とは?についてお話します。
息子の不調をきっかけに

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わが家は小1の息子が卵アレルギーの他、ダニやハウスダストの血液検査の数値が高く、 鼻水やくしゃみが出やすい時期があります。さらに、便秘がちで、年長の夏頃はコロコロ便で少量ずつしかでないということや、ガスもよく出ることが気になっていた時に、機会があり、親子で腸内細菌を調べてみたという経緯があります。
わが子の腸内細菌の意外な結果

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実際、息子の腸内細菌から、よかれと思って取り入れていた食品が合っていなかったことが判明!より摂るべき食事法がわかりました。
それが「万人に合う食材ってないんだ」と痛感したきっかけとなりました。
その後、腸内細菌と食事の関連などの学びがとても興味深く、私自身もより1人1人の不調に対して適したサポートがしたいと思い、腸内フローラデータ解析士を取得しました。
自分に合った腸活で変化

by 管理栄養士ママちか
息子の場合は、オメガ3系のオイルを活用したり、麹は偏らない程度に適度に取り入れています。そして、大事なのはプラスすることばかりではなく、負担となっているものをマイナスにするということ。我が家では、小麦製品の頻度や油料理の頻度が多くならないようになど意識しています。
息子も鼻炎の症状軽減や便通改善につながっており、自分の体質に合った腸活を取り入れた腸内環境改善してよかったと思っています。
◾️【参考:腸内環境に関するワード】プロバイオティクス、プレバイオティクスについて
プロバイオティクスはビフィズス菌や乳酸菌など生きた細菌のことであり、腸内フローラのバランスを改善することによって有益な効果を期待するものです。
プレバイオティクスは有用な腸内細菌の餌となる食品成分であり、オリゴ糖や食物繊維の一部などが代表です。
シンバイオティクスはプロバイオティクスとプレバイオティクスを組み合わせたもので、 同時に摂取することで、より効果的に腸内環境を改善し、健康増進に役立つと考えられています。
※最近では、ポストバイオティクスという概念が新たな考え方として提唱されています。ポストバイオティクスとは、腸内細菌がエサとなる食品を材料にして産生する代謝産物のことをいい、この代謝産物による健康効果が注目されているのです。※代謝産物…短鎖脂肪酸や神経伝達物質など。
参照:腸内細菌学会HP
万人に合う食材はない

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私たちの腸の中には1000種100兆個以上に及ぶ「腸内細菌」がおり、お花畑に例えて「腸内フローラ」と呼ばれます。そして、腸内細菌は1人として同じ人はいないのです。
例えば、私にとって「このヨーグルトがよかった」「納豆が良い」といっても、他の方にとっては合わないケースもあります。
腸活に良いといわれる食材によって、お腹が張る、ガスが出る、下痢や便秘を引き起こすなど、逆に腸に不快感につながることもあるためご注意ください。
自分に合った食事とは「傾腸」すること

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大事なことは、”これがいい”という情報を鵜呑みにするのではなく、日々の食生活の中で自分の腸に耳を傾けてみることです。自分の体質に合った食べ物を賢く選んで、腸内環境を整え、日常のアレルギー対策はもちろん、花粉症対策にも力を入れていきましょう!

小2息子、4歳娘に卵アレルギーあり。元病院管理栄養士として、2000人以上の栄養指導経験あり。現在はアレっ子ママ専門管理栄養士として活動。
アレルギーがあってもできることに目を向け、楽しい経験を増やしたいをモットーに、お話会や卵・乳・小麦を使わないおやつレッスン、腸内環境に基づいた体質改善のためのレッスンなど開催中。
▷Instagramアカウントhttps://www.instagram.com/chika_allergy_mama