お弁当の中に可愛らしく入っている、まあるいミートボール。『（お弁当の）フタを開けた瞬間、入っているのが目に入るとテンションが上がった！』なんていう幼少期を過ごされた方も多いのでは？そのミートボールを製造・販売している会社の一つ「石井食品」のミートボール（イシイのおべんとクン ミートボール）がもうすぐ50周年を迎えるのだそう。（1974年9月に発売開始。）その歩みを振り返ってみると、知られざる”驚きの事実”がいくつもありました。
今回の記事では、先日、都内某所で行われた記者会見の内容を元に、石井食品のこだわりや今後の取り組みについてご紹介します。
これまでの主な取り組み：ここがすごい イシイのミートボールTOP3
いままで当たり前のように行ってきた取り組み。『本当はスゴイことのはずなのに、意外にお客様が知らなかった』というこだわりについて、記者会見では特に3つのことについて紹介されました。
① “無添加調理”へのこだわり
石井食品の魅力の一つは、ストイックに添加物を使わない調理法。いらないものは徹底的に削ぎ落とし、シンプルでありながらも美味しいミートボールを追求してきたのだそうです。
例えば、玉ねぎの季節による甘さや味わいの変化に対応するために、石井食品では職人技で肉をこねる時間を調整しているのだとか。また、自社で製造していない“調味料”においても、特別な仕様のものを開発いただき、使用しているとのこと。目に見えない部分にまで無添加調理への真面目なこだわりが詰まっているんですね！
※無添加調理とは：石井食品での製造過程においては食品添加物は使用しておりません。
② “アレルギー対応と特別仕様の素材”へのこだわり
石井食品は乳製品や卵を一切使用せず、臭みのない鶏肉を厳選して使用しているそう。特に鶏肉加工の技術では「卵白はいらない」ことも突き止めたのだそうです。また、卵・乳アレルギーの方々でも食べられるよう、特別仕様のパン粉も開発。当事者の意見を取り入れながら製品を進化させてきたとのことでした。
③ “品質保証と透明性の向上”へのこだわり
石井食品の製品には、実は【品質保証番号】が記載されているんです。この番号をもとに「いつどこで作られたか」を確認できるようになっているのだとか！
製造に関わる業者の皆様にデータの開示に協力いただき、お客様が調べられる状況をホームページ内に整えたとのこと。また、正確に食材のデータを記載するために、余っている食材を回し使いしないことも徹底！安心・安全が目に見えてわかるのは嬉しいですよね♪
※品質保証番号の他、「原材料産地検索」「農薬検査・収穫時期」についての情報も提供されています。
石井食品の「これから」の挑戦…！
食品についてストイックにこだわり抜いてきた石井食品。これからは、そのこだわりをさらに拡張している分野についてご紹介します！
① 環境配慮ができる新素材を使用した包装材で”減プラ”
地球環境の問題の一つに“減プラ”がありますよね。石井食品では、石灰石を主原料とした新素材「LIMEX（ライメックス）」を使用した「シーラントフィルム」を製品パッケージに採用する取り組みを始めています。この「シーラントフィルム」、石井食品とLIMEXを開発している「株式会社TBM」との共同開発なのだそう！このフィルムを食品のラミネート包装材の部材として使用すると、加熱・圧着によって袋などの密封性が高まるだけでなく、将来的には食品業界全体での環境負荷低減ができるのでは？と期待されていますよ。
現在はハンバーグ用のパッケージに使用されていますが、ゆくゆくはミートボールのパッケージにも利用拡大するそうです。
LIMEX（ライメックス）とは…
水の使用や森林資源の保全にも配慮した素材。既に大手家電量販店のショッピングバッグや某動物園内のレストランで使用されているトレーに採用されるなど、1万社以上の実績がある今注目の新素材なんです。ちなみにこの素材は「名刺」にも使用できるのだとか！
関連リンク：
・新素材LIMEX｜株式会社TBM公式HP
・石井食品とTBM、環境配慮素材LIMEX を使用した世界初の食品包材用シーラントフィルムを開発
②トマトソースの有機化＆有機食材使用強化へ
ミートボール製品に使用されているトマトソース。実は、オーガニック食材を取り扱うイタリアのパイオニア的会社「アルチェネロ」社の有機トマトソースを採用しているのだとか！（アルチェネロ社といえば、ソース以外にもオリーブオイルや玄米パスタ商品などが国内の輸入食品店などで取り扱われていることも多いので、もしかして見聞きされたり実際に利用されたりしている方もいらっしゃるのでは？）
会見ではアルチェネロ社の代表によるビデオレターの放映もされました。オーガニック食材に対する思いや石井食品との取り組みについても語られ、代表の熱い想いを感じられる内容となっていました。
石井食品では、トマトソースにとどまらず、玉ねぎやパン粉についても有機化を進めていくとのことでした。
関連リンク：
・アルチェネロ公式HP
・石井食品「イシイのおべんとクン ミートボール」においてオーガニックの先駆者アルチェネロの有機トマトペーストを本格使用 2023年2月下旬より順次、全国販売スタート
③ “アニマルウェルフェア”に注力
石井食品は生産者と連携し、特に“アニマルウェルフェア”にも焦点を当て、鶏肉の抗生物質不使用化に努めているそうです。今回の会見では生産者によるトークショーもあり「作るところと売るところ、食べるところがそれぞれ分断している気がする。これらの垣根を取り払い、一緒に課題解決をしていくことが大事だと思っている」と語られました。
関連リンク：アニマルウェルフェアについて｜農林水産省HP
もっともっと「使いやすく」「食べやすく」。新商品続々！
当日提供された試食。中央はオリジナルキャラクター「ミートくん」。
さまざまな取り組みを進める石井食品。もちろん、新商品作りにも積極的！最後に、今注目しておきたい新商品をご紹介します。
① 常備食 / 2024年2月販売予定「いつでもミートボール」「いつでも1.5倍チキンハンバーグ」
商品を開けてそのまま食べたい瞬間は、意外にもいろんな場面で遭遇しますよね。日々の仕事・家事とパパママ自身の体調不良が重なり食事を準備できない時や、大規模な災害が起こって電気やガスが使えない時、また、旅行や長距離のお出かけの際にパパッと利用したい時など。そんな『ここぞ』という時に利用できる「常温タイプ」のミートボールとチキンハンバーグが登場するそうです！
② お子さまカレーの新定番⁈ / 2023年12月発売予定「お子さまミートボールカレー」
みんな大好き！食卓の定番！家庭の味方！のカレー。これにミートボールを加えた、まさに”無双”商品が爆誕♡程よくスパイスも効いたカレーは大人でも満足感のある味わい。卵・乳成分不使用でアレっ子にも優しいのがまた嬉しい商品♪親子で同じものをシェアしてハッピーなお手軽ミートボールカレーです。
関連リンク：お子さまミートボールが入ったカレー｜イシイのオンラインストア
③アレルギー配慮シリーズ「いっしょがいいね」の新作 / 発売中『プチミート』てりやき味
アレっ子のいるご家庭では認知度も高いであろう「いっしょがいいね」シリーズの『プチミート』。牛や豚を控えている方にも実は重宝しているシリーズですが、この度、てりやき味が新登場しました◎
ちなみに…
本記事を執筆している編集部Rは先日、キャンプにて本商品をはじめて食しました。大人になってから牛も豚も食べられなくなった私は”アレルギー対応ミートボールは食べられないもの”と思い込んでいましたが、石井食品のミートボールは「鶏肉」だから喫食可能！実に何十年ぶりにミートボールを食したので、『美味しい』『エモい』『どうしてもっと早く見つけられなかったんだろう』など、さまざまな思いが押し寄せて、忘れられない体験となりました。（感動しすぎて、後日、最寄りのアカチャンホンポにてGETしてきました。）
関連リンク：食物アレルギー配慮食『いっしょがいいね』商品のリニューアルおよび新発売のお知らせ｜石井食品公式HP
あー！ミートボール食べたくなってきた！！
いかがでしたか？今回は石井食品の記者会見で語られた”取り組み”にスポットを当ててご紹介いたしました。製法・素材選び・品質保証だけでなく、環境への取り組み・生産者との連携・アニマルウェルフェアなど、多岐にわたった“知られざるこだわり”が目白押しでしたね。この記事を通じて、皆様には石井食品の「すごさ」をより知っていただけたのではないでしょうか。
また、創業以来のこだわりが詰まった新商品も魅力的♡ぜひお近くのお店で探してみてくださいね〜♪
