Allecolle

アレルギーに関する情報をアレコレ発信!情報共有メディア

アレルギーに関する情報をアレコレ発信!情報発信メディア

Experiences / 体験談,  ブログ

小さな子どもや周りの人にアレルギーをどう伝える?目指すは心の通う『まぁるい言葉』

イラスト by ごはん

こんにちは。
鉄道大好き!ハウスダストアレルギーの子鉄長男と、卵・乳製品の食物アレルギーを持つアレっ子次男の母、ごはんです。
今回は私達家族の食物アレルギーを伝える言葉の移り変わりをご紹介します。
目指すは分かりやすくて自分にも周りにも優しい『まぁるい言葉』
私の食物アレルギーに対する気持ちや理解の変化と共に、お付き合いください。

食物アレルギーが始まった時の状況

Photo by ごはん

アレっ子次男が初めて食物アレルギーを発症したのは、生後10カ月の頃でした。

当時兄である子鉄長男は4歳10カ月、幼稚園の年中さんでした。
年齢的に、アレっ子次男が食物アレルギーを理解するのはのんびりでも良いと思いましたが、食物アレルギーを持たない子鉄長男には、早く理解してもらう必要性を感じました。

「はいどーぞ♪」「一口あげるね。」という微笑ましい兄弟のやり取りで、アナフィラキシーショックを起こしたら大変だからです。「えーっと…子鉄長男になんて言おう?」子鉄長男が幼稚園に行っている間、ひとりリビングで考えました。

始まりは分かりやすさ100%!「食べられないんだ」

イラスト by ごはん

「次男くんはね、食物アレルギーなんだって。この間いっぱいブツブツが出て病院に行ったでしょ?小麦と卵と牛乳が入ったものを食べるとあんな風に具合が悪くなっちゃうから、『次男君には食べさせないでください』って、お医者さんに言われたの。だから、パパとママがいいよって言ったものだけを食べさせようね。」

と伝えると、子鉄長男は「わかったー!」と返事をし、おやつの内容が別々になることもすんなりと受け入れてくれました。

今振り返っても、小さな子供が意味を取り違えにくく分かりやすいという点では良かったと思います。
一方で、どんなに優しい口調で言っても「お断り感」が強く出てしまう気がして、なんだかなぁ。とモヤモヤしました。

アレっ子次男にも周りの人にも、柔らかい言葉がいいな

Photo by ごはん

食物アレルギーについて情報を得ていくと、子供の食物アレルギーは成長と共にアレルゲンを受け入れられるようになるケースと、受け入れることが難しいままのケースがあることが分かってきました。

 身近な人達にアレっ子次男の食物アレルギーのことを話すと、 「大きくなったら食べられるようになるよ。」 「うちの子も3歳まで卵がダメだったけど、今はもう大丈夫だよ。」というような返事をいただくことが多かったです。言葉に込められた、気遣いや優しさを感じつつも、 少し困った顔をして「そうだと良いんですけど…」と答えることが精いっぱいでした。 

「食べられるようになるかもしれないし、一生のお付き合いになるかもしれない。」 
皆さんからの優しい気持ちをすんなり受け取りつつ、アレっ子次男や私達家族が 期待しすぎない表現の必要性を感じて、またぼんやりと言葉を探し始めました。

未来に希望をこめて「まだ早いんだ」

イラストby ごはん

日々除去や自宅負荷を重ねている、アレルギーを起こす食材。

 ひょっとしたら、その食材をアレっ子次男は将来食べられるようになるかもしれない。それなら、アレルギーを起こす食材を悪いイメージで語ることは避けたいと思いました。 同時に、周りの人から優しい気持ちで「どうぞ」とアレルギーを起こす食品を差し出された時、なるべく柔らかく、相手の気分を悪くすることなく、おだやかに断れる表現を探しました 。

そうして探し当てた言葉が、『まだ早い』です。 これから先、アレっ子次男の体が卵と乳製品を受け入れられるように変化する かもしれませんし、特効薬が開発されるかもしれません。今は控えているものを食べられるようになった時、少しでもスルッと受け入れられるように。

「どうぞ」に対して、「今は気持ちだけいただきます。一緒に食べられる日を 楽しみにしています。」と少しでも相手の好意を大事に出来るように。私達は希望のこもった『まぁるい言葉』を1つ見つけました。

これからも柔らかくて『まぁるい』気持ちで

Photo by ごはん

困ってしまう場面もある食物アレルギー。今も対応に悩むことはありますが、少しでも柔らかい気持ちで向き合っていけたらいいな、と思っています。
アレっ子次男が成長するにつれて、周りに言いたくない気持ちが芽生えたり、なるべく知られずに対応することを望む日が来るかもしれません。私がいない所で強い「どうぞ」に困る日も来るかもしれません。
その時その時で、相手の「やさしい気持ち」を受け取りつつも、「今は食べられない」ことを分かりやすく、しっかりと伝えられる『まぁるい言葉』や言い方を、これからもアレっ子次男と一緒に探していきたいと思います。

皆さんは食物アレルギーを、本人や周りの人に、どのように伝えていらっしゃいますか?
よろしかったらコメント欄で教えていただけますと嬉しいです。

今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です