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Experiences / 体験談

食物アレルギーとの出会い

こんにちは。
私は現在小学校1年生に上がった6歳の息子をもつ母・akiです。

息子は卵・乳製品・大豆・ピーナッツ・スギ花粉・ダニのアレルギー・軽度のアトピー性皮膚炎があり、通院しながら自宅負荷を続け食物アレルギーなどの治療に奮闘する日々を過ごしています。(本記事執筆現在、大豆・ピーナッツ・加熱卵は解除)

今回は、食物アレルギーの我が子がアレルギーを発症した頃の事を辿るお話です。
アレルギーは症状も重症度もアレルゲンもさまざま。ひとことには語れるものではありませんが、我が家での治療経過として参考にして頂けましたら幸いです。

食物アレルギー発症まで…

2015年12月18日、12:44
我が家に3038gの元気な男の子が産まれました。

帝王切開だったので産まれてすぐ保育器へ

私が高齢出産だったこともあり、妊娠中のトラブルも多かったので様々心配もありましたが、産まれてからの息子は母乳も良く飲み、足りなくて時折ミルクも足しながらすくすく成長。

時折乳児湿疹のようなものが出ていたので、かかりつけのクリニックでお薬や保湿剤などを処方していただいてケアしながらも大きな問題なく過ごせていました。

そして首が座り…お座りも上手になってくる5ヶ月頃から離乳食の事を考え出しました。

私自身が幼い頃から、重度のアトピー性皮膚炎やハウスダスト、ダニ、花粉やネコなどの「環境系アレルギー」を抱えていた事から、食物アレルギーに関しても心に留めていたので「アレルギー予防には離乳食開始は早めが良い」という、当時の保健所の講習や育児書などで見聞きした内容を参考に、6ヶ月頃から少しずつ離乳食を開始しました。

全てが初めての事ばかりにドキドキしながらの育児。
離乳食も作るところから「これでいいのかな?」とドキマギしつつでしたが、不安をよそに嫌がることもなく良く食べてくれる息子。母乳や時々ミルクと合わせながら順調に進んでいたように見えました。

ですがその日は突然やって来ました

食物アレルギー発症

生後7ヶ月のある日、この日は初めてヨーグルトを食べさせてみようと、既に食べさせたことがあったバナナに加えてプレーンヨーグルトを用意して、ティースプーンの先に少しだけ乗せたものを口に入れました。

いつも通り美味しそうに食べてくれたと思いながら様子を見守っていたその時、息子に異変が現れました。

ヨーグルトを口にして数分…口の周りに赤みが出たと思ったら、目の周りにもポツポツと蕁麻疹…氣がつけばあっという間に顔や耳が腫れて真っ赤になっていました。
(記録に残っていたコメントを見ると少量ながら2口は食べさせていた模様…。)

アレルギー発症してすぐ向かったクリニックの待合室にて。自宅にいた時はもっと真っ赤だったと記憶してます
アレルギーを起こした際の同じ写真に残していた当時のコメント

私自身がこれまで様々なアレルギー症状で苦しんできた経験があったので、「これはアレルギーだ!」と判断するのに時間はかかりませんでした。


とはいえ、我が子の真っ赤に腫れた顔に恐怖心と緊張で青ざめながらも、すぐにかかりつけのクリニックに駆け込みました(クリニックまでは10分ほどの距離)。口にした量が少量だったお陰か、到着するまでには息子の症状は自宅にいた時より少し落ち着いてきていました。

そして食べたものや、食べてからどうだったのか話すと、先生の診察からも「食物アレルギー」であろうことはすぐに診断されました。

すぐに血液検査を…となったものの、小さなクリニックで赤ちゃんの細い血管に上手く針を刺せず…血液検査が出来なかったので、近くの総合病院に紹介状を書いていただきました。

この日は何とか時間の経過と共に息子の症状は落ち着いてくれたのでお薬を処方していただき、このまま帰宅して様子を見ることに。

後日紹介された総合病院の小児科、アレルギー外来を受診・診察を受け、この時改めて血液検査をして後日、卵・乳製品・大豆の食物アレルギーがあることが判明しました(ピーナッツは後日判明することに…)。

自分が付き合ってきたアレルギーと息子のアレルギーは違う

子供の頃から何十年とアレルギーと言うものと付き合ってきた私でも食物アレルギーと付き合うことになったのはこれが初めてでした。この時は、我が子の食物アレルギーの治療がここまで辛くて長いものになることも「命にも関わることもある」ということは考えもしていませんでした。

息子の食物アレルギーをきっかけにここからアレルギーと言う物をきちんと学ぶことになり、その仕組みや他のアレルギーとの違いなどを知ることになって行くのでした。