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Experiences / 体験談

アレルギーっ子の出産 ~妊娠生活編~

photo by 真奈

こんにちは。

卵・魚卵・乳製品・やまいも・ナッツ類を除去しております、Allecolle編集長・アレルギーナビゲーター®の細川真奈です。プライベートでは4歳の息子の母でもあります。

最近、「おしゃべり会」に参加してくださっているアレっ子ちゃんやアレっ子くん、活動を通して知り合った食物アレルギーをもつご本人からの結婚や妊娠・出産のご報告をいただく機会が増え、まるで親戚かのように嬉しい気持ちでいっぱいです。

そんな中、妊娠中のママはただでさえ初めての妊娠・出産・子育てで不安なのにそれに加えて自身の食物アレルギーもあり、より不安な気持ちだということを聞き、少しでも参考になれば…。と、重度且つマルチアレルギーの私がどのような妊婦・産後の生活を送っていたのか。気を付けた点やおすすめのアイテムなど、「妊娠生活」「出産体験」「産後1か月の生活について」と3記事の分けてご紹介していきたいと思います。

食物アレルギーを持つ妊婦として、不安や気を付けた事、アレルギー症状の変化など

photo by 真奈

重度の食物アレルギーもちの為、エピペンを処方してもらっていたり、緊急用の飲み薬は肌身離さず持ち歩くようにお財布へ入れています。

ただ、緊急薬は強いステロイド剤の為、お腹の中の赤ちゃんへの影響がとにかく心配でしたので使用することのないよう、家のごはんはもちろん、外食時もいつもより念入りに気を付けるようにしていました。

具体的には、商品やメニューに少しでも不安な要素があった時には食べない選択をしていました。(妊娠前でしたら舐めてみたり、ほんの少しだけ食べて様子をみる場合もあります)

また、妊娠前は食べると口の周りがかゆくなりがちだった生のトマトを異常に食べたくなる時期があり(妊娠中期)びっくりするほど毎日かかさず食べていましたが、妊娠後期になると突然、妊娠前の症状に戻った為、食べるのを控えるようにしました。

“出産は最大のデトックス”とよく言います。わたし自身、赤ちゃんの時からお世話になっている主治医に「出産を機にアレルギーが治るかも知れないね」と言われてきたので、産後の状況と比較するためにも妊娠中に血液検査へ行きました。

妊娠中に買ったおすすめのアイテム

photo by 真奈

妊娠前から家ではノンカフェインのルイボスティーを飲んでいます。

個人的オススメは、H&Fの「プレミアムピュアルイボスティー」です。今まで色々なメーカーさんのルイボスティーを飲んできましたが、1番飲みやすくて美味しい気がしています。

また、こちらのメーカーには安産のためのお茶と言われいる「ラズベリーリーフルイボスティー」も販売されており、妊娠中はもちろん、産後も母乳の為によく飲んでいました。


photo by 真奈

妊娠するとおりものの量が増えてくる方も多いと思います。

これもまた、妊娠する前からですが生理用ナプキンやおりものシートは、農薬フリーのオーガニックコットン100%素材で高分子吸収剤フリーの「ナトラケア」を使用しています。

使い始めたきっかけはPMSですが、使用して3カ月した頃から月経血の量に変化が出たり、生理が規則的にくるようになったり、変化を実感し始めたのでもうかれこれ10年以上愛用しています。

赤ちゃんの為にも子宮内の状態をふかふかのベッド状態に整えておくのは大切なことだと思います。

妊娠線予防として使用するアイテムにオイルやクリームがあると思いますが、人気のマタニティー用オイルはアーモンドオイルを使用していることがほとんど。

わたしはナッツのアレルギーがあり、アーモンドの接触も避けている為、色々と探し回り、ホホバ種子油がキャリアオイルとなる「フレイオイル」のマッサージオイルを使用しています。

伸びが良く、無臭なのでとても使いやすく、朝・晩毎日使用していますが巨大化したお腹やお尻も今のところ妊娠線も肌トラブルも全くなく過ごせています。

妊娠中に愛用していたサプリや、食事で気を付けていた栄養

photo by 真奈

鉄分・カルシウム・葉酸については特に気を付けるようにしていました。

鉄分・カルシウムに関しては、「マルタのおやつシリーズ」で補うようにしたり、お味噌汁に鉄の塊を入れて作るようにしたり…

サプリメントは産婦人科でオススメしていただいた「エレビット」を摂取しています。

photo by 真奈

また、妊娠中にオメガ3脂肪酸DHAが血中レベルにおいて高いと、

・早産減少に効果的

・産後うつにの緩和に役立つ

・幼児の成長において問題解決、集中力持続時間への影響あり

との研究発表がノルウェーでされたとのことを知り、普段の食事内で積極的に「えごまオイル」「亜麻仁オイル」を取り入れています。

太田油脂株式会社さんのオイルは1日に必要な摂取目安量をお手軽にとれる小包装タイプのお取り扱いがあるのでこちらを愛用しています。

ヨガのインストラクターをしていた私が実際に行っていた、おすすめのストレッチなど

photo by 真奈

マタニティーヨガやエクササイズにも通いたかったのですがコロナの影響でなかなか難しく…

とにかく無理のない姿勢で呼吸と合わせた動きをするようにしていました。

お風呂上りの比較的、身体が柔軟に動きやすい時間帯に股関節周りを重点的に動かすストレッチをしたり、安産の為にスクワットも毎日かかさずしています。

普段から行動的な方ですが、ストレッチとスクワットのおかげか、周りのママ友と話していると妊婦にしてはかなり行動的な方だと驚かれます。

妊娠後期に入ってからは、「カレンデュラオイル」を用いて会陰マッサージもスタートしました。

これは出産時にとても良い影響をもたらしてくれ、なんと会陰を切ることなく出産できたこともあり産後の回復も早かったです。

新型コロナウィルスの感染が拡大していく中での妊娠。不安をどのようにして乗り越えたか

InstagramのDMでも同時期の妊婦さん達からも沢山質問を頂きました。

コロナの影響で出産時の立会いや面会ができなくなってしまったり、里帰り出産が難しくなってしまったり…妊婦さんはただでさえ不安な気持ちでいっぱいなのに、大変な時期での妊娠期・出産だったと思います。

わたしの場合は、コロナの影響で普段は全国出張が多かった主人がテレワークメインの仕事となり、一緒に過ごす時間が長くなりました。

家事も積極的に取り組んでくれたり、体調の変化を察してくれたり、何よりもお腹の赤ちゃんの誕生を毎日一緒に楽しみにしてくれていたり…コロナのおかげで夫婦間の絆がより深まりました。

今となってはこの時期にマタニティーライフを過ごせたことに感謝しています。

今妊娠中の皆さんに向けて一言♡

妊娠中のママはただでさえ初めての妊娠・出産・子育てで不安なのにそれに加えて自身の食物アレルギーもあり、より不安でいっぱいな妊娠期間・出産かと思います。

でも、もし万が一自分のお子さんの食物アレルギーが発覚したとしても自身の体験・経験は財産になると思います。

何よりも今の時代、日本全国の人口3人に1人が何かしらのアレルギーをもっているといわれている時代なだけあって、便利な商品はもちろん、医療も昔に比べてかなり進化しています。

妊娠期、出産、育児…

女性にとっては新たなステージへの挑戦でドキドキでいっぱいの毎日かと思いますが、今しか味わえない貴重な時間を楽しみながら頑張りましょう!!