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Experiences / 体験談,  ブログ

「静」と「動」のバランス。揺らぐ心を鎮めるために

by Cmart29 via Pixabay

ドキドキの小学校1年生のアレルギーっ子母、カオリです。親になると、特にアレルギーっ子の親は出会う人達と深く関わらざるを得ません。そのお付き合いの中で、悩み考え、時としてそわそわする日々が訪れます。今回はその心の揺らぎから自立するために見出した、“私の突破口”についてお話します。

やってしまった大ゲンカ

by thommas68 via Pixabay

わが子は保育園に6年間通いました。お昼ご飯は給食でした。ありがたい事にアレルゲン除去食が提供され、毎日しっかり食べている様子でした。『幼い子がたくさん食べるのは美味しい証拠だ』と満足していました。ですが、事故は突然起こりました。そして立て続けに起こった事で、動揺と不満が急上昇しました。

想いをたくさん溜め込みすぎました。溜まったものが、溢れかえって収められなくなり、園長先生と大ゲンカをしました。双方が感情まみれで話にならず、えずくように泣きました。結果、もちろん何も生まれません。その日に良案など導き出せる訳もなく、後日細々と何とかしていきました。疲れただけでした。

立ち込める暗雲

by Mylene2401 via Pixabay

しかし、どれだけ意に染まない保育園であろうと、園児をしっかり見ようとしてくれていたのは事実です。一人一人に丁寧なんですよね。だからこそ、その後は何とかなって、無事に卒園もできています。ケンカについては後悔しかありません。自身の気持ちに囚われて、相手にげんなりする以上に己の言動が恥ずかしかったです。でも心は正直で、怒りは収まらないままで(収めているフリは実行(笑))ずっと不安にまみれていました。

将来の小学校入学が怖くなり始めました。現在への憤りは継続したままで、未来へは気がかりでいっぱい。関わる人達とうまくいかない。もがきながら考えました。そもそも私はこんな人間だっただろうかと。なぜこんなにふさぎ込んできるのか不思議になりました。そこには育児を理由に、動くのを止めてしまっている自分がいました。現状が性に合わないのであれば、動き出してしまった方が楽になれるのではないかと気づきました。

案ずるより産むが易し

私の環境は私が作り出しています。この状況はきっと打破できるはず。
動く事にしました。

主に取った行動は2つです。
①人脈を作って情報を得る
②子どもと同じ小学校に行く人と繋がりを持つ

SNSに力を入れてみました。
正直、期待をしていなかったのですが、まさかの大活躍でした。尊敬する人、支えてくれる人、気づかせてくれる人、出逢いに溢れた世界でした。ただし正しく使うには自己判断が必要なので注意。

次に保育園の人達と積極的に繫がるようにしました。ママ友が苦手な私が、極度に避けてきた道を渡る事にしました(笑)とはいえ、メインは親ではありません。狙うは子ども達。『わが子の周囲にどんな人がいるのかを知りたい』と同時に、彼らにアレルギーについて少しでも伝えたかったのです。わが家で遊ばせるついでに、アレルギーの話を聞いてもらうという作戦を実行しました。ポイントは”端的に話す”事。記憶に残してもらうための方法です。

ようやくわかった自分の在り方

by geralt via Pixabay

動き出したその後の晴れ晴れしさは、凄まじかったです。産後、関わらない事でストレスを回避できると信じ、交流をひたすらに避けることでみるみる狭くなった視野は、見るもの全てを曇らせていました。動く事、止まる事、そのバランスは人とそれぞれ。自分に合った状態を見極めて実行するのが肝心だと実感しました。

関わらずには生きていけないから

by kytalpa via Pixabay

人間関係は重要です。関わりにより心は揺れて、また関わりにより心は落ち着くのです。「こうするべき」とは決めずに、試して、ベストを見つけてみるのはオススメです。ただし、時々サボるのをお忘れなく(笑)